ガス切断用ガスツインホースのアポロコック交換方法「コツ」

酸素+アセチレンもしくは、酸素+プロパンでガス切断を行う際に使用するガスホースですが、ワンタッチのコックが壊れる事があります。過酷な現場で使用する事が多く、踏んだり砂の混入によりワンタッチコックが故障した際は、ユーザー自身で交換する事もあると思います。

今回は酸素のアポロコックのみ交換ですが、注意点があります!!

使用する事だけを考えれば、酸素側の故障品を取り外し、新品に付け替えればよいのですが・・・。

左の赤い方がアセチレン側(プロパンを使用の場合はプロパン側)、右の青が酸素側です。ご覧の通りオス側のアポロコックの位置が平行ではなく、酸素側が奥にあります。

酸素とアセチレンのホースを同じ長さにカットしてしまうと、アセチレン側はアポロコックの奥までしっかり届いていますが、酸素側のホースがアポロコックの奥まで届いていませんね。

↑使えれば良いって事であれば、酸素側ホースを無理にアポロコック側の奥まで差し込めば良いのですが、黄色の線のようにアセチレン側のホースが外に膨らんだような取り付け方になります。こうなると切断器の取り回しに「違和感」というか、引っかかりというか、何か使いにくい感じがでます。※ホース、切断器の不具合という事ではありません。使う分には問題はないです。

面倒ですがアセチレン側のコックも外して、このようにホースの長さをアポロコックの位置に合わせて酸素側を長くします。

すると、先ほどの黄色線のようなホースのふくらみがなくなり、両ホースがストレートになりました!!

少しの手間ではありますが、これをするかどうかで作業性が違ってきます。特に切断ではなくガス溶接に使用する場合には細かなトーチの取り回しになりますので、ホースの取り回しが悪くなるのはストレスです。

アポロコックを初めからカシメているホースもあります。とあるメーカーさんのカシメホースは以前はホースの長さを同じにしてカシメていましたが、ユーザーからの要望を受け酸素側を少し長めにするようにしたようです。ちょっとの差ですが日々使用するので作業性は大切です。

ガス機器でご不明な点がございましたら、ご連絡ください。ホームページに記載している弊社配送エリアであれば現地へお伺いすることも可能です。 今後とも宜しくお願い致します。

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