寒さによるガス漏れ。ガス漏れ対策方法。
11月になりました。今年も残るところ2か月ですね。朝、夕は寒くなり、本格的な冬が近づいてきました。
今回の話題ですが、「ガス漏れ」です。
弊社のような産業、工業用のガスを使用する場合には、「ガス漏れ」はつきものです。
家庭用のプロパン使用と比べ、ガスボンベと圧力調整器を脱着する回数は多く、不特定の人が調整器の脱着をします。
そして何より、圧力が高いです…。 今回はガス漏れの話題にしようと思いますので、具体的な圧力数値などは別に記載致します。
こちらは、関東式の酸素調整器です。ボンベのバルブと調整器は、ナイロンやテフロンのパッキンで面を当て接続します。
薄い手書きですいません(-_-;) こういった接続になります。
さらに絵が見えにくいですが、こんな感じでパッキンを調整器とバルブの間に挟んで接続しています。
寒くなると、金属自体もそうですし、パッキンも固くなり収縮します。これによって漏れが発生しやすくなります。
ボンベバルブや調整器の接続口の面にキズがあると漏れやすくなります。またパッキン自体も使っていくと劣化してボロボロになります。素材がナイロンなので仕方ありません。
パッキンを2枚3枚と重ねて漏れを止めようとする方もいますが、基本的には重ねても漏れにくくなるという事はないと思いますし、袋ナットの中でパッキンがずれたりして面あたりが悪くなり漏れやすくなる気がします。パッキンが袋ナットに食い込むと、外すのも一苦労します…。
漏れが発生したら、古いパッキンは外し、新しいパッキンに交換しましょう!
関西式の酸素と窒素のボンベ接続は、間にパッキンを挟まないタイプなので、漏れがある場合には修理が必要です。シールテープを巻いて対応する方もいますが、オススメは出来ませんね(-_-;)
修理をする側としても、一番圧力がかかる部分の漏れを治すのは一苦労します…。面を旋盤で研磨したりと…。
色々書きましたが、冬はとくに漏れが出やすいので、注意しましょう!という内容でした。
今後とも宜しくお願い致します。